チベット新年ロサルを迎えて。ダライ・ラマ法王の本を読みながら分断される世界について考えてみる。

ダライラマ法王 本
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ロサル・タシデレ。新年あけましておめでとうございます。

2017年2月27日にチベット暦で2144年のお正月、ロサルを迎えました。

2年前のロサルはデリーにいました。デリーのチベタンコロニー、マジュヌカティラでダンボール一箱分のカプセ(お供えの揚げ菓子)を買い込んだ記憶…。
過去記事:「チベット新年★ロサル タシデレ

ロサルを記念して、今回はダライラマ法王の本「ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問」をご紹介します。

ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問

あらすじ・概要/ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問

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ダライラマ法王の本は数多く出版されていますが、本によっては仏教的な深い話に行き過ぎてチベット仏教のことをまったく知らない人にはハードルが高いことも…。

その中でこの「ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問」はダライラマ法王の本を1度も読んだことない人におすすめです。

Q&A方式で、ダライラマ法王による宗教観などがわかりやすく書かれています。

ダライ・ラマの弟子で長年秘書も務めたラジーヴ・メロートラ氏は、仕えていた25年間にダライ・ラマにさまざまな質問を発し、そのつど丁寧な返答を得た。本書は、それらを整理し、質疑応答集としてまとめたものである。収録された216の質問は、「空とは何か」「涅槃とはどのような状態か」「無我なら何が輪廻するのか」などの教理問答をはじめ、縁起、業(カルマ)、生まれ変わり、慈悲、止観、観想法、本尊ヨーガなどの仏教の思想と実践、さらに人間の生き方や人生観、世界観、そして最後に中国支配の現実を含むチベットの政治的問題にいたるまで、きわめて広範多岐にわたっている。(春秋社ホームページより引用)

正しい宗教なんてない/ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問

世代が変われば変わるほどに世界はひらけていくかと思いきや、逆に国や宗教間でのトラブルや争いが表面化しはじめているこのごろ。

ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問」を読めばわかるのですが、ダライラマ法王は仏教第一主義者ではありません。

たとえば、スパイスの利いた食べ物が好きな人と嫌いな人がいます。精神的なものは心にとっての食べ物ですから、心理面での好き嫌いに応じて、異なった宗教がぜひとも必要なのです。(ダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問より引用)

ダライラマ法王 本

理想の世界の縮図はインドにあり

そして。ダライラマ法王が“人々が多くの異なる宗教を信じていても兄弟姉妹として共存できる” 世界の実例としてあげているのが、今現在ダライラマ法王の住んでいる場所、チベット難民政府のある“インド”です。

あらゆる宗教、あらゆる民族、あらゆる立場の人がそのままでいっしょに共存できてるインド。
もちろんその中に様々な対立やトラブルはあるものの、それでもなんとかおさまってる国です。

だからこそダライラマ法王をはじめとするチベット難民もそのままの形で受入れられ、インドという宇宙の中で共存しています。

世界すべてがインドみたいになってほしいというわけではないですが。

ありのままを受入れてそのまま共存しちゃう懐の深さは世界全体の理想の在り方かもしれません。

ダライラマ法王 本

と、いうようなことを、ロサルのこの時にダライ・ラマ 誰もが聞きたい216の質問をよんで感じたのでした。

おわり。

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