映画「LION ライオン 25年目のただいま」コルカタで迷子になった男性がGoogle Earthで自分の故郷を探す実話

ライオン 映画 インド
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以前、映画に出てくるインドのロケ地まとめ記事を書いた時に、海外映画のインド人役はほぼデヴ・パテル(Dev Patel)の独占状態だというお話を書きました。スラムドッグ・ミリオネアの主人公の彼です。

過去記事:「続・2010年代の外国映画に出てくるインドのロケ地4選【過去記事まとめ】

そのなかでご紹介した映画「LION ライオン25年目のただいま」を観てきたので感想を書きたいと思います!

LIONライオン 25年目のただいまのあらすじ

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ライオン 映画 インド

5歳の時にインドのコルカタで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った青年サルーが、Google Earthを駆使して、25年ぶりに家を見つけ出した実話を元にしたストーリー。
制作陣は第83回アカデミー賞で作品賞受賞した英国王のスピーチと同じです。

Google Earthを使っての故郷探しがメインの映画だと思ってたのですが、実際はもっと深いテーマ性のある映画でした。

映画の前半部分は、主人公のサルーの幼年時代のストーリー。村で母と兄、妹とギリギリの生活を送るなか、兄が街で仕事を探しに行くと言うので無理やりいっしょについてきてしまうサルー。途中の駅で眠りこけてしまい、兄は仕方なくサルーを駅のベンチで寝かせたままその場を離れます。

夜中に目を覚ましたサルーは駅にだれもいないことに気がつき、停車中の列車に乗り込んでまた一眠り。

気がつけば乗り込んだ列車は村から1400km以上も離れたコルカタに。自分の村の名前も正確に言えない幼いサルーはそのままコルカタの街で孤児となってしまいます。

村とは違うコルカタという都市のスラムでは、人身売買や売春など幾多の危険がサルーに迫ります。

保護された施設でソーシャルワーカーの女性の導きにより、オーストラリア人カップルの養子になることが決まるサルー。

成長した彼はメルボルンの大学に進学します。そこで出会ったインド人留学生との交流などを通して、幼いころの記憶がよみがえってくる主人公。

自分のなかの重要なルーツである「インド」がすっかり抜け落ちてしまっている憤りや、幼いころに別れた実母や兄はまだ自分を探しているのではないかという不安、葛藤が彼の中でいっぱいになるなか、20年以上前のおぼろげな記憶とGoogle Earthをつき合わせて自分の生まれ故郷を探すのです。

ルーツ探しのなかで自分を育ててくれた養母や、同じくインドの施設からやってきた義理の兄弟ともすれ違いが起きてきます。

ひとりの青年のルーツ探しと家族関係の再構築、そしてインドの孤児を取り巻くリアルな現状など社会的な要素もテーマの一つでしょう。

スラムの孤児を描いたという点ではスラムドッグ$ミリオネア と少し似ている部分があるかもしれません。

LIONライオン 25年目のただいまのキャストがすごい!

LION ライオン25年目のただいま」は実話を元にしたストーリーということで、キャスティングにもその演技にも「自然さ」や「説得力」が求められたと思います。

まずは成長した主人公サルーを演じたデヴ・パテル。

デヴ・パテル

オーストラリア人の主人公を演じるために、肉体改造をしてオーストラリアなまりの英語も身につけたらしいです。

どうしてもこの役がやりたいということで、監督やプロデューサーに必死のアプローチをしたのだとか。

今でも「あのスラムドッグミリオネアの俳優さん」と言われてしまうデヴ・パテルですが、この映画「LION ライオン25年目のただいま」で、もうスラムドッグの呪縛(本人談)から逃れることができたかもしれませんね。

印象も演技もスラムドッグ$ミリオネアの頃とは違う印象を受けました。

そして、度肝を抜かれたのが、主人公サルーのお母さん役を演じたプリヤンカ・ボース(Priyanka Bose)さん!
※映画のオフィシャルHPではカタカナ表記が「プリヤンカ・ボセ」になってたんですけど、「ボース」とか「ボ−シュー」がいいんじゃないかな?

村の炭鉱で石を運ぶ仕事をしている文盲のお母さん。カムラ。
プリヤンカ ライオン 母

映画の最後で再会できた時の年老いたお母さん姿。
カムラ 母 ライオン 映画
ずいぶん似ている女優さんを見つけたなー、と、別人が演じていると勘違いするくらい、自然な老婆の姿への変身に驚いたのですが…。

それにしても、このお母さんを演じた女性、てっきり村で見つけたインド人のおばちゃんを採用したと思ってたんですけど…。

普通にボリウッド映画にも出ている女優さんでした!!!
プリヤンカ ボース インド 映画
嘘や…。

あまりに自然な、インドの村で石運んでそうな女性姿だったのに…。

ボリウッド映画では、2014年の「Gulaab Gang」という映画にメインで出演。
この「Gulaab Gang」も映画LIONの故郷、マディヤ・プラデーシュ州を舞台にしてます。
ライオン LION 母

1番右がお母さん役を演じたプリヤンカ・ボース。そして左の方で腰に手を当ててる女性、タニシュタ・チャタルジー(Tannishtha Chatterjee)も「LION ライオン25年目のただいま」のなかで、幼い主人公サルーを売り飛ばそう(正確には描かれてませんが)と声をかけてかわいがる女性ヌール役を演じてました。

もしかしたら、「LION ライオン25年目のただいま」の制作陣はこの映画みてキャスティング決めたのかもね…。

そして、「LION ライオン25年目のただいま」のキャストの中でもっとも配役が難航したあげくやっと見つけられたというのが、5歳の頃の主人公サルーを演じたサニー・パワルくん

この映画の魅力の半分は彼にあると言っても過言ではないくらいに、ものすごーーーく良かった。

かわいい上に、引き込まれるような切なさも秘めた自然な演技もできて、素晴らしい。

実際にムンバイの施設に暮らしてた少年だったそうですよ。
サニーパワル

サニーパワル

LIONライオン 25年目のただいまのまとめと感想

最後の最後に「そ…そうだったのかー!!」という驚きも残された映画「LION ライオン25年目のただいま」。

実話を元にしていながらも、すべてを説明しきらない詩的な表現も多々あってよかった。

それでも幼いサルーがその瞳で言葉では語れない感情を表現しちゃうんだからすごい。
ライオン LION
兄グッドゥーといっしょにミルクを買うサルー。

映画のなかで重要な役割を果たした、インドの激甘スウィーツ、「ジャレービー」。
インド ジャレービー

なかなかに深くじんわりくる良い映画でした。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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