ホリエモンのベストセラー本「多動力」が矛盾だらけで薄っぺらくて期待はずれだった件【感想】【書評】

多動力 ホリエモン
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堀江貴文さんの本を読むのはこの「多動力 」が初めてです。

Amazonに寄せられた高評価レビューの数々や、本の内容説明を読んで期待して読みました。

結果、期待はずれでした。

まず「多動力」とは何か?という話なのですが。

ざっくり言えば、自分のワクワクする気もちに従ってあらゆる事を一気に手を付けてスタートさせ手がけてしまう実行力。

「多動力」は、元々は高城剛さんが2015年12月15日に公開されたダイヤモンド・オンラインの取材で語った言葉みたいですね。

ちょっとスピリチュアル系が好きそうな言葉だけど、まさに「自分のワクワクにしたがって行動しろ!」です。

ホリエモンの本「多動力」から学べること

堀江貴文さんの本「多動力 」が内容が薄っぺらいし期待はずれだったという話。

もちろん、「多くの肩書を持て」「見切り発車は成功のもと」など、納得できる部分はたくさんありました。批判的なことばっか書いてもアレなので、まずは共感した点を先にお話します。

「ひとつの仕事をコツコツとやる時代は終わった」という章があります。

インターネットが広まる以前、情報や技術はその道のプロだけが知る専売特許でした。それを受け継ぐのにはその人の下で苦労と研鑽を積み必死の思いで学んでいくものでした。

お金と労力と時間を費やさなければ情報と技術が得られなかった時代。一生のうちに自分が携われる分野なんてごくわずかだったことでしょう。

ところが、インターネットであらゆる情報が広まっている今、技術や情報そのものを公開してしまって、その上に新しい発明を積み重ねていくほうがよほどスピード感もあるし効率も良い。オープンイノベーション。

「バカ真面目の洗脳を解け」という章で言っている、「すべての仕事で100点を取らなければならない」という思い込みを捨てよう、という話にも一部は共感できます。

ここで共働きのお母さんの話が出てきます。「弁当や料理は手作りでなければダメだ」という思い込みは捨てて「時間がないし疲れているから冷凍食品で済ませよう」という割り切り、たまには手を抜く部分もつくることで膨大な仕事を継続的にできるという話。

外で働く子持ち女性というのはそれだけで「主婦」「母」「外の仕事」とあらゆる顔を使い分けているわけですから、すべてにおいて100点を取ろうとすると息切れします。家事で手を抜けるところはとことん手を抜いて、たまには冷凍食品や惣菜でご飯を済ませるのも大いにありだと思います。

でも、そんなのホリエモンにわざわざ言われなくても子持ち共働き主婦は本能で「多動力」発揮してますけどね…。

ホリエモンの本「多動力」のなかで期待はずれだったポイント

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ここからは、堀江貴文さんの本「多動力 」のなかで期待はずれだったポイントをあげます。

まず「わざわざ電話してくるやつは時間泥棒」「メールかLINEで済ませろ」と書かれているのですが、これは状況によります。

今の時代になんでわざわざメールやLINEでも済むことを電話してくるか。

それは「すぐ回答を得ないと進まない仕事がこっちにあるから」なわけです。着信履歴を残すのは、「急用なのでお早目に連絡いただきたい」という意思表示です。

電話をとってもらってイエスかノーかで答えてもらえば済む話を、わざわざメールを待つというその時間がもったいないわけです。

こういう風に「効率性」の話をやたらと自慢気に語ってくる意識高い系()の人間の書くメールって、たいてい返事が一言で終わってたりして、結局またこちらから聞き返さなければならない事が多々ある。

それこそ「私の時間を奪わないで」って言いたいんですけど。(堀江さんのメールがどういう感じかは知りませんけど)

また、学生がブラックバイト防止のユニオンを作りデモ行進を行ったというニュースに関して、「なんて非生産的な時間を過ごしているんだろう」「そんなバイトはとっとと辞めればいい」と書いています。

この意見に対しては個人的には賛成する部分もあります。嫌だったらバイトなんだし辞めればいい。

ただ学生たちがブラックバイトに対して批判の声をあげた事自体は意義があったと思います。メディアに取り上げられて話題になったことで、アルバイトの労働環境が向上していくことにもつながると思うし。

その学生のブラックバイトの話の後に、なぜか

「週刊文春のライターがユニクロのバイトになりすましてブラックな労働環境を暴いた。こんな卑怯な手を使ってまでユニクロを批判し、何か良いことがあるだろうか」

と書いています。

いや、週刊文春の記者の目的は学生たちと同じじゃないですよね。彼の目的はブラックバイトの撲滅ではなく、話題になりそうな問題をとことん掘り下げて部数を伸ばすことでしょう。

ちなみにその週刊文春のライターが書いた潜入記事がコチラ

「なにか良いことがあるのだろうか?」って、週刊文春のライターにとってはそりゃ「記事が話題になって部数が伸びる」という良いことが待っているでしょう。

堀江さんが多動力を発揮している証拠に脅威の1週間スケジュール詳細()を公開していますが、これもたいしてあらゆる業界の様々な仕事を平行しているように思えない…。

昼は仕事して夜は飲み歩いているだけ。その飲み歩きの時間を自分が提唱しているようにコンビニ弁当と冷凍食品で済ませて別のことやったらもっと効率がいいんじゃないですか?と思ってしまった。

自分でグルメ評価サイトを運営しているから仕事につながっているという言い分なのかもしれないけど、それこそ飲み歩き、食べ歩きでレビューを投稿してもらうのは他の人に頼めばいいのではないでしょうか。

あと、インターネットの普及でひとつの仕事をコツコツとやらなくても良くなった。働き方に多様性がうまれた。という点はもちろんあるのですが、それはすべての職業に当てはめられないでしょう。

傾聴をしない介護師とか、自分の好きなことばかり追いかけてる医者とか教育者とか、なんか嫌じゃないですか?

けっきょく「多動力」はホリエモンの著書ではない

本の中でも書いてますが、堀江さんは自分が編集者にインタビューしてもらって本をまとめてもらっているそうです。
自分で執筆作業はしていません。

この本もおそらくそうやって出来上がったのでしょう。ところどころに見られる矛盾感と、薄っぺらい比喩をつかった格言。

なんか欧米のライフハック本の翻訳みたいな紋切り型の言い回しを多用した構成。

この本を読むんだったら、元祖「多動力」提唱者の高城剛さんの著書を読んだほうがよほど意義があると思いました。

期待して買ったのに期待はずれだったためにこんなに文句を書き連ねてしまった…。Amazonのレビューでなんであんなに高評価なのか謎だ!

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