【書評】香山リカさんの著書、比べられずにいられない症候群読みました。昔も今も人は変わらず。

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精神科医の香山リカさんの著書、比べずにはいられない症候群読みました。

香山リカさん、ネットではいろいろ炎上したりしてますけど、心理学の考え方や理論を私たちの普段の生活や日常レベルに落とし込んで書かれた文章は読みやすいしわかりやすいと思う。(例え話には時々「うん?」と違和感を抱く事もあるけど)

この「比べずにはいられない症候群」という本、タイトルが秀逸ですよね。ちなみにAmazonのKindleアンリミテッド↓に入会してれば無料で読めますよー。(2017年12月現在)

Kindleアンリミテッドは1ヶ月無料お試し期間があるので、無料期間中にサクッと読んで退会しちゃう手もあります。

比べずにはいられない症候群が蔓延している現代

インスタ映え」が今年の流行語大賞に選ばれましたねー。インスタグラム、FacebookやTwitterなどのSNSは「自分がいかにハッピーか」「自分がいかにおしゃれで素敵で楽しいデイリーライフを送ってるか」を披露し合う、いわゆる“リア充アピール”で埋め尽くされてます。

結婚式の写真とかね、子どもが生まれた写真とかさ、何か楽しそうに旅行してる写真とか飲み会の写真とか、純粋に「おめでとう!」「楽しそうだね!」って思って「いいね」ボタン押しますよ。私だって。

一方で、「それに比べて私は…」って落ちこむこともそれはあるさ。

そんな現代人の「比べずにはいられない症候群」について様々なケーススタディを紹介しながら「そんな風に思う必要はないんじゃない?」ってメッセージを発信しているのがこの本なのです。

しかし。この比べられずにいられない症候群は、現代人だけじゃなく昔の人も同じだったようで。

この「比べずにはいられない症候群」の冒頭では石川啄木の短歌「友がみな われよりえらく 見ゆる日よ」という短歌を紹介してます。

石川啄木ほどの成功者が何をうらやましがっとるんだい、って話なんだけど。

隣の芝生は青く見える、という言葉もある通り、自分に足りない物を数えはじめたらキリがないわけだ。

足りないものを数えるのでなく、今この手にあるものを数えよう。

と、なんか昔流行った日本語青春パンクロックの歌詞みたいなこと書いちゃいましたが。

人って、どんなに地位や名誉やお金が手に入っても、けっきょく比べずにはいられないんだよね。

個人的「比べずにはいられない症候群」の解決法

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でもね、「比べずにはいられない症候群」の表紙に「脱!比べあい地獄」と書いてあるんだけど、そもそも他者と自分を比べるのは当然のことだと思うんだよね。

「自分にないものは実際以上によく見える法則」とか、「過去の自分と比べるのはまったく無意味」というテーマで比べ合い地獄に陥らない処方箋が書かれてるんだけど、私にはそんなのネガティブな感情を一時的に抑えるためだけの方法にしか過ぎないような気がしてならないのです。

影がないと光を感じる事ができないように、けっきょく「他人」という比較対象がないと「自分」というものの実態もよくわからないんだから。

「自分は自分らしくありたい」と願ったとしても、その「自分らしさ」も他人と比べなかったらわかるわけない。だったら「比べずにはいられない症候群」にかかっている自分を潔く認めたらいいと思う。

比べるのは当たり前、が大前提。

「みんな違ってみんないい」とかさ、「美しさは顔じゃない」とか、「金があっても幸せにはなれない」とか、そんなキレイごと言ったって私はキレイになりたいしお金だって欲しいよ。

その感情を否定するから落ちこむのであって、ありのままの自分の感情を認めてあげたらいいんじゃないかな。

自分が心の中で何を思おうが自分の自由だし。心の中までいい子ぶる必要はないのだ。

虚飾に満ちたインスタ映え写真なんか見てたらさ、

世の中みんなキレイぶって、ステキぶって楽しんでるけどざけんじゃねえよって。

素直に思ってますもん。

ちなみにこのセリフは岡崎京子さんの漫画、リバーズ・エッジ でモデルの吉川こずえというキャラクターが言うセリフです。初めて読んでからもう10年以上経ってる気がするけど、いまだにこのセリフだけは覚えてる。(そして脳内でよく使ってる)

何やらリバーズ・エッジ は2018年に実写映画化されるらしいですね。

うー。昔から好きなマンガが実写映画化されるのは複雑な思いだ。

まとめ

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というわけで、この本「比べずにはいられない症候群」をおすすめしてるんだか批判してるんだかなんだかわからない文章になってしまいましたが。

あ、自分は他人と比べて落ち込むことよくあるなーと思う人は読んでみるといいかと思います。そうそう、そういうことあるよね。って、共感できるだけでちょっと楽になるかも。

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