節分だからこそ知っておきたい2017年の吉方位は??【九星気学】

2月3日、本日は節分ですね。
近頃の節分といえば豆をまいて恵方巻きを食らうくらいのイメージしかありませんが。
節分は立春の前日、文字通り「季節を分ける」日です。
そして東洋をルーツとする占術のなかでは代表的な「九星気学」での1年の終わりの日でもあります。
九星気学は個人の性質や運勢ももちろん占えますが、特に方角を鑑定するのに適した占術です。
明日から始まるあたらしい1年の吉方位、凶方位と、それを簡単にみる方法をご紹介します。
九星気学とはどんな占い??
九星気学を知るのにもっともわかりやすいのは、年末頃から本屋に並ぶあの本。
表紙と名前が酷似しているのに出版元がいろいろある、これです。
なんで似たような本がいっぱいあるのか、はたして高島易の高島さんとは何者なのか…。
ネットで調べれば答えはすぐに出てくるんですけど、そのうちこの本についてもご紹介できればと思います…。
九星気学は文字通り、年、月、日を9つの星にわけて、それらをパズルのように組み合わせて鑑定します。
九紫火星、八白土星、七赤金星、六白金星、五黄土星、四緑木星、三碧木星、二黒土星、一白水星の9種類の星です。
ちなみに各年の本命星は、下の表で簡単に調べられます。自分の生まれた年(西暦年)がある縦列の上部に書かれているのがご自身の本命星です。
携帯からだと小さくて見づらいかもしれません…。汗
1月1日〜2月3日(生年の節分)生まれの人は、実際の生まれ年の前年の本命星になりますのでご注意を。
今年の凶方位はどこでしょう?
万人に共通する、2017年度(2017/2/4〜2018/2/3)の凶方位は、北、南、東です。
さらに個人の星別にも新たな凶方位が登場してきます。
吉方位は、それらすべての凶方位を避けた方角です。
こんなんどこにも行けないじゃないですか。と突っ込みたくなる。個人別(九星別)の凶方位も重なったら、割と八方塞がり状態ですよ。
どうやってその年の良い方角を調べるの?
上記で紹介した本にも載っているのが、その年の年盤というもの。
これが2017年度の年盤です。
ちなみに、2017年度(2017/2/4〜2018/2/3)は一白水星の年なので、年盤の中心に「一」の数字がはいっています。
そして東洋系の占いに共通して言えるのが、とにかくネガティブです。
九星気学では凶方位をすべて割り出して、消去法で残った方位が吉方位となります。
逆を言えば、凶方位がない年というのがないんです。しかもその凶方位のほうが吉方位より数が多いのが普通です。
以下の図が2017年度の凶方位の鑑定。
北が下方向、南が上方向になり通常の地図の見方とは方角が逆になるのでご注意を。
万人に共通する年盤の凶方位はこの3つ。
暗剣殺(あんけんさつ)
五黄土星(五の数字がある場所)の対面方向。上の年盤では北が「五」の反対なので暗剣殺となります。
文字通り暗闇から急に剣を切りつけられるごとく悪い方位と言われています。外的な要因で災難・失敗が起こるとされてます。
ちなみに、「五」の対面側は「六」の文字がありますよね。
これで六白金星の年に生まれた人は2017年度が大殺界の年というのもわかります。
五黄殺(ごおうさつ)
「すべてを腐らせ土に帰す」と言われる五黄殺。年盤上で「五」の文字がある方向です。2017年度の年盤では南が五黄殺ですね。
暗剣殺とは違い、自分の行いが原因でじわじわと不幸や貧乏などを招く方位だと言われています。
歳破(さいは)
今年の干支の対面側の方位です。
今年は酉(とり)年なので、その反対側の東が2017年度の歳破となります。
文字通り、何かが破れるような物事が起きやすいと言われています。
契約の破綻、関係の破綻、もしくは破産あたりですかね…。
個人別の凶方位も出してみましょう
上記3つの暗剣殺、五黄殺、歳破のに加えて、個人別の凶方位というのも加わってきます。
その方位が本命殺と本命的殺。
私は七赤金星生まれなので、七赤金星の場合を例にご説明します。
本命殺
年盤上で、自分の本命星がある方角です。七赤金星の場合は上の図のように、「七」の文字がある南西が今年の本命殺です。
病気や怪我など、自分が肉体的にダメージを受ける方角と言われています。
本命的殺
年盤で自分の本命星の対面側にある方角です。七赤金星の場合は、「七」の反対側の北東が本命的殺となります。
本命殺が肉体的なダメージなら、本命的殺は精神的なダメージです。
悩みや苦労、ストレスを受けやすい方角になります。
九星気学は厄をよけるための占い
ここまで見てきてわかるかと思いますが、九星気学は本当にネガティブなんです。
毎年どこかしらには、ひどく悪いことが起こるとされる凶方位が生じることを前提にした占いなんです…。
引っ越しとか旅行で方角を気にする人もいるかもしれません。
個人的には、まぁそこまで深く気にしなくても、仮に凶方位に行くことになったら厄除けをがんばっておけばいいんじゃないかな?くらいにとらえています。
だってそのくらいにとらえておかないと、どこにも行けなくなりますよね。涙
ちなみに、会社や実家など、何度も通ってる場所はこの凶方位、吉方位がかからないらしいですよ。
自分で鑑定しなくても、先に紹介した高島易の本に九星別の日毎の運勢や吉方位、凶方位がすべて載ってます。
今回紹介したのは超さっくりな鑑定方法ですが、更に詳しい鑑定に興味ある方は高島易本を参考にしてみてもいいかもしれませんね。