どんな自分もすべてひっくるめて“ありのまま”の自分【占星術】

ありのーままのーすがたみせーるーのよー
と、アナと雪の女王の歌を口ずさみながら、でもありのままの自分ってなんだ!?とふと考えてみた春の日。
映画「アナと雪の女王」。今まで他者に迷惑がかかると思って自身の氷の魔法を隠して生きていた王女のエルサ。それをフル解放させて、エルサが「これがありのままの自分よーばんざーーい」って歌ってるわけですが。
占星術的に考えてみると、それ以前の慎ましく他者のことを考えて行動できるエルサもひっくるめて「ありのままの自分」なのにな、と思ったわけです。
いまいちよくわからない方のためのアナと雪の女王のさっくりストーリー
とりあえずアナと雪の女王を観ていない方にもわかりやすくこの歌のシーンにいたるまでのストーリーを簡潔にお話します。
アナ(妹)とエルサ(姉)という一国の王女姉妹がおりまして、エルサの方はなんでも雪や氷に変えてしまう能力を秘めていたのですが、まわりに危害を加える恐れがあるためずっと隠してきました。
で、エルサが女王になる戴冠式のその日に、妹のアナが他国のアホ王子にひとめぼれ。その日のうちに結婚宣言。エルサは反対するもののアナは聞く耳もたず。
えーいもうお前のことも王国のことも知らんわ。なんで私こんなに我慢して尽くしてやらなきゃならんのよってエルサがブチ切れて、今まで秘めてきた氷の魔法をフル解放。王国を飛び出し、世界を永遠の冬に変えてしまう。
で、自分がつくりあげた氷の城の中で歌うのがこのレット・イット・ゴー~ありのままで~なわけです。
姉のエルサは占星術的にはきっと他に奉仕する乙女座に月、特定の限られた人にしか自分の本質はさらけださない蠍座に太陽があって、そこに破壊と再生の星の冥王星あたりがハードに関わっているのではなかろうか。
一方で自由奔放でひとめぼれしちゃうタイプの妹のアナは純度の高いふたご座っぽいですね。風の星座に天体が集まってそうなイメージ。
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すっぴんもメイク後もどちらも自分。ありのままの自分。
先日テレビで、自分の素顔にコンプレックスを抱えているものすごいガングロギャル(死語かもしれないけど、いわゆるヤマンバ系)が取材されてました。
たしかに彼女はすっぴんとメイク後の顔にギャップがありすぎたのですが。
「奥様のすっぴんとメイクした顔、どちらが好きですか?」と聞かれた旦那様が「どっちも好きです。どっちも本人だから」と答えてて、なんと良い話だろうかと思うと同時に、それこそまさに占星術的なお答え!と思ったのです。
月が生まれつきの自分の本質、まさに“すっぴん”を表すとすれば、太陽は社会生活の中で自己実現を果たしていく自分。いわゆるメイク後の顔。
どっちがあなたなの?と聞かれても、いや、どっちもでしょ。と自分は思うだろうし思うべきです。
どちらかを否定してしまうとエルサのように爆発します。
顔の半分だけメイクする「半顔メイク」なるものを披露する有名人がおりましたが。
右顔も左顔もどっちも自分だし、さらに言うならばそのギャップを楽しんで世間に公開しちゃう自分も自分。
なんだかマジンガーZのあしゅら男爵みたいですが。あしゅら男爵はあれがありのままの姿ですからね。
この地球上に生きるすべての人が、生まれた時に空には占星術で用いる10個の天体が輝いておりました。(月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)
あらゆる天体が司る要素を誰もが例外なく内包してます。そしてそのすべてを「自分」だとしっかり認めてあげるプロセスが、占星術鑑定の目的のひとつかな、と思います。
ちなみに、酔っ払った後の自分も自分ですからね。酒に酔ったから、という言い訳は通用しませんよう。