占星術をネタに文章を書く事はソムリエのようなものだと思うんです。
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埼玉生まれインド育ち辛めのカレー好きそうなやつは大体ともだち。
月星座:双子座。太陽星座:蠍座。
息子溺愛。インドで出会った夫はチベット人。
星を読んだりカレー食ったり絵を描いたり宇宙に意識飛ばしながら頑張って生きてる文筆家。
星の地図「ホロスコープチャート」は天が与えた1人1人の生命や運命の縮図。そんな神聖な図を読み解きながら、皆様の背中を全力プッシュする事が使命です。
今回書きたい内容はもう記事タイトルのままなのですが、私自身が思ってる「占星術鑑定に重要なセンスや能力」について。
占星術鑑定は霊視やチャネリング(高次の存在との交信的な)とは違いますから、霊能力はほとんど必要ないと思ってます。(直感は少し必要)
一方で、じゃあ理論をすべて学べば占星術の鑑定ができるのか?と言えば、そういうわけでもないんです。
占星術鑑定に重要なセンスや能力。
それは結論から言えば「表現力と感性」。
占星術をネタに文章を書く事は、わたしにとっては占いと言うよりは自分の感性の“表現”に近いです。
という話を、今日はしたいと思います。
占星術鑑定とソムリエと美術評論家の共通点
占星術は、星の配置図(ホロスコープチャート)をみて自分の感性で言葉にして表現します。
それは言ってみれば1枚の絵画をみて自分なりの言葉でどういう絵なのかを表現し説明するのと一緒。
モナリザの絵を観て、「穏やかで幸せそうな絵」と表現する人もいれば、「なんか不穏な雰囲気に満ちた怖い絵」と評する人もいるでしょう。
どちらが正解でどちらが間違っているというものでもないですよね。(もちろん、“作者のダ・ヴィンチがどういう意図で描いたか”という正解はあるけど)
ソムリエがワインを説明する時も同じ。
全く同じワインをテイスティングしても、人によってどんな言葉で表現するか違うでしょう。
それも「2015年産はこんな特徴があるワイン」「ブルゴーニュの赤ワインは渋味が少なくてすっきりした酸味」という基本的な特徴は頭に入っているでしょうけど、それらの基本的な性質を踏まえた上で自分なりの言葉で表現するわけですから。
基本的な星座や天体などの特徴をふまえた上で自分なりの言葉で表現する占星術鑑定は、なんだかソムリエのようなものだよね。と思ったわけです。
占星術鑑定、人によって違う事を言われるのはなぜ?
占星術も「自分の感性」というフィルターを通して自分の言葉で表現するので、同じホロスコープチャートをみても人によって言うことは違うでしょう。
恋愛の相性鑑定をした時に、こんなことを言われたことがあります。
「以前、別の鑑定師の人に観てもらった時は、あまり相性が良くないと言われたんです」
ちなみに、私はその方に「お互いベタベタ依存しあう関係性ではなく、共に同じ方向を向き切磋琢磨しながら良い人生を切り開いていくと良い二人」といったようなことをお伝えしました。
これはどっちの鑑定が間違ってたという話ではなく、単にホロスコープチャートのどこを切り取ってどう表現したかの違い。
上記の私の鑑定の答えだって「ロマンティックな恋愛モードには発展しにくいライバルのような存在。一緒にいるとお互いの嫌なとこが目について愚痴やケンカが多くなる」と言いかえることだってできますから。
恋愛の相性は太陽と月、金星と火星を元に占う事が基本なのですが、
男性側の太陽か火星が女性の月か金星に90度のスクエアのアスペクトで関わっていると、「相性悪いね」「男性が女性を苦しめる関係」って言われる事が多いかもしれません。
でも。
それは自分がパートナーに対してどういう姿勢で関わって行くかによりますから。
私は恋愛の相性をみるときは「相性が良い、悪い」という観点ではみません。
「この2人はどういう風に関わって行ったら良い関係になれるか」という指針を導きだすようにしてます。
もし2人の鑑定師さんから全然違う事を言われたら、「どっちを信じるか」ではなく、2人の鑑定師さんから言われた内容の「共通するテーマ」を自分なりに導きだすといいかもしれませんね。
言われたまま素直に受け取ってしまうと、自分の納得いく良い答えを言われるまで占い師をハシゴする占いジプシーになってしまいますから。